シベリアンハスキーは大変?お迎え前に知っておきたい5つの心構え

お世話

精悍な顔立ちに狼のような風貌。活発で好奇心旺盛な性格。
吸い込まれそうなほど綺麗な瞳にダブルコートの毛並み。

魅力が満載のシベリアンハスキーですが、一緒に過ごすには一筋縄ではいきません。
憧れだけでは難しい、シベリアンハスキーを迎える前の心構えを学んでいきましょう。

シベリアンハスキーは運動欲が高く散歩が大変

シベリアンハスキーは元々そり犬なので運動欲が非常に高いです。
散歩をさぼるとストレスの原因になり、いたずらをしたり病気になったりするので散歩の時間はたっぷり確保しましょう。

お散歩の時間と距離

シベリアンハスキーの散歩は1日2回、1回の散歩で約1~2km必要です。散歩の時間は犬個体によって異なりますが、1回の散歩に付き1時間が目安となります。

とにかくシベリアンハスキーは体力がありますので、歩くだけの散歩では物足りないと思う子もいるかもしれません。その場合は一緒に走ったり、ボールやフリスビー等で遊ぶと喜んでくれます。

ドックランに連れて行くのも効果的ですね。

シベリアンハスキーはそりを引いていたこともあり力が強いです。
振り回されたりしないよう、引っ張り防止対策の組まれたハーネスやリードを工夫すると飼い主も疲れずに散歩できますよ。

雨の日の散歩

雨の日でも散歩に行く必要があります。
雨に濡れるのを嫌がる子もいますが、そうでないのなら散歩に連れて行きましょう。

レインコートを着せてあげると帰った後のお手入れが楽になりますよ。

犬は何故か水が好きなんですよね。自ら水たまりに突撃したり・・。
シベリアンハスキーは毛並みがもふもふで、泥だらけになることがあるので、お家に入れる時は注意してくださいね。

雪の日の散歩

雪の日でも散歩に行きましょう。
シベリアンハスキーは雪国の犬なので、本能が刺激されていつもより激しい散歩になるかもしれません。

飼い主はより注意深く行動する必要があります。

暑い夏場の散歩

夏場の散歩は朝晩を心掛けましょう。
暑い昼間、コンクリートの上を歩かせるのは言語道断、熱中症や火傷の危険性があります。

シベリアンハスキーは寒さに強く暑さに弱いので夏場は涼しい朝晩に散歩に行きます。
夜に散歩に行くならライトも用意しましょう。

最近の夏は異常な暑さですから、ひんやりグッズを活用するのもオススメ。

また、散歩に夢中になって、知らず知らずのうちに水分不足になることもあります。
息が荒かったり、体温が上がっていたら水を飲ませてあげましょう。

あれもこれもと用意してたら持ち物がいっぱいになってしまいます。
片手が荷物で塞がっていると急な引っ張り等に対応できない場合がありますので、大きめのウエストポーチを用意すると安心です。

お散歩を始める前に・・・

必ず迷子札をつけること!

散歩中にうっかりリードを放してしまって、そのまま走り去って行ってしまった!なんてことがあるかもしれません。

シベリアンハスキーは旅をする犬種だったので、放浪癖があり帰巣本能が薄いと言われています。

首輪には必ず迷子札を付けておきましょう。

感染症対策のワクチンを打つこと!

子犬の場合、散歩に行くのは2回目のワクチンを接種してからにしましょう。

ワクチンを接種することにより感染症対策ができるので、それまでの散歩は飼い主が抱っこして行いましょう。その時獣医師さんの許可を取るのを忘れずに。

2回目のワクチンを接種しても、子犬の散歩には注意が必要です。子犬時代はまだ身体が未発達なので、過度な散歩は身体を壊してしまうかもしれません。

子犬時代の散歩時間は「(生後月数)×5分を1日2回」のルールがあり、こちらに従って散歩をしましょう。短い時間で数回に分けて散歩に行く手法もあります。

散歩デビューしたての頃は外にある何もかもが新鮮に見えて興奮するでしょう。ダッシュやジャンプして怪我しないよう注意してくださいね。

シベリアンハスキーは毛量が多くお手入れが大変

シベリアンハスキーは室内で一緒に過ごす必要があります。
身体が大きいし外の方がいいのでは…と思いがちですが、まずシベリアンハスキーは暑さに弱いので夏場は外では乗り切れません。

それに、シベリアンハスキーは群れの中で行動する犬種なので、外だと孤独を感じてしまいます。

脱走癖もあるのでいつの間にかいなくなってるかもしれないという恐怖もあります。
シベリアンハスキーを迎えたら室内で一緒に過ごす必要があり、その分お手入れも大変になります。

頻繁なブラッシングが必要

シベリアンハスキーはダブルコートと呼ばれる二重構造の毛並みを持っていて、被毛が厚く抜け毛がかなり多いです。通常時のブラッシングは週に最低一回、出来たら毎日行います。

換毛期になると大量の毛が抜けるので、ブラッシングは毎日行います。換毛期のタイミングは春・秋と言われていますが、過ごしている環境によって時期は変化するので常に観察しておきましょう。

シベリアンハスキーにおすすめのブラシの種類

ブラッシングする時はスリッカーブラシと呼ばれる道具を使います。
毛並みを整えるだけでなく、ゴミや花粉も取ってくれたりしてくれます。

スリッカーブラシにはハードタイプとソフトタイプがあり、初心者にはソフトタイプのスリッカーブラシがお勧め
ハードタイプはブラシの部分が硬いので皮膚を傷付けてしまう恐れがあります。

ソフトタイプでも使い方を誤ると犬が痛がりブラッシング嫌いになってしまいます。
あまり強い力でブラッシングしてしまうと擦過傷(さっかしょう)と呼ばれる傷が出来きるので注意してくださいね。

ブラッシングの方法

ブラッシングの方法は、優しく毛並みに沿って梳いていきます。
固まってる毛や毛玉があるとブラシに引っかかってしまい、犬が痛い思いをするので手でほぐしてからブラッシングしましょう。

スリッカーブラシでブラッシングしたら、コーム(金属製の櫛)で仕上げましょう。

抜け毛がすごいので部屋の掃除も大変

部屋の掃除はこまめにしましょう。
換毛期でなくとも、抜け毛は日に日に溜まっていきます。

シベリアンハスキーが入らない部屋にも抜け毛が舞うようになります。

抜け毛は軽いのでほうきを使うとかえって抜け毛を撒き散らす結果になってしまうので、粘着クリーナーやハンディモップを使用します。

掃除機を使用すると、吸い込んだ抜け毛に菌が繁殖し掃除機が臭ってくる場合がありますので、使い捨てのハンディモップなどがあると便利ですよ。

暑そうだしブラッシングや掃除が大変だからという理由で、サマーカットにするのは絶対にやめましょう。犬の被毛には直射日光や紫外線から身を守る役割もあります。

毛を短くカットすると皮膚疾患になる可能性も出てきます。

シャンプーが大変

シベリアンハスキーは大型犬ですので、シャンプーも大変です。どうしても時間が取れない場合はプロに頼むのも一つの手ですよ。

シベリアンハスキーは綺麗好きで体臭も少ないのでトリミングは必要ありません。シャンプーも月1程度で大丈夫です。

シャンプーしたらドライヤーで根元から完全に乾かします。
ここを怠ると皮膚炎の原因にもなりますので手を抜いてはいけません。

ドライヤーの前にタオルで水分を取れるだけ取るとドライヤーの時間が短縮できますよ。

シャンプーをしても犬の臭いが気になる場合は口や耳の臭いを確認しましょう。
炎症を引き起こしているかもしれません。

シベリアンハスキーはしつけが大変

シベリアンハスキーは人の指示より本能に従う傾向にあるため、しつけは初心者には難しいとされています。

しかし犬と共に過ごすと決めたならしつけは避けては通れぬ道です。
大型犬となると、怪我や事故のもとになりかねないので、気を引き締めて犬と向き合いましょう。

犬のしつけにおいて、信頼関係は非常に重要です。
犬が飼い主を信頼してないと言うことを聞いてくれません。

コミュニケーションをたくさんとって、犬との信頼関係を築きましょう。

運動不足はしつけに支障をきたす

シベリアンハスキーは上記「散歩が大変」でも述べたようにとにかく体力があります。
体力が有り余っている状態だとしつけに集中できず、かえってストレスを与えることになり良い時間を過ごせません。

また、犬の問題行動には運動不足によるストレスが原因の場合もあるので、犬が問題行動を起こす場合は日頃の運動を見直しましょう

逆に十分に散歩をしたり、これでもかというほど一緒に遊んで疲れさせると運動不足も解消されて、しつけがしやすい状態になります。

しつけても繰り返しいたずらする

シベリアンハスキーは楽観的な性格の傾向があり、失敗してもめげないという一面を持っているので一度しつけても忘れてしまったりいたずらを繰り返すことがあります。

飼い主は何度も根気よくしつけを繰り返しましょう。この時愛情を持つことを忘れずに。

トイレのしつけ

トイレのしつけですが、犬には決まった場所で排泄する習慣はありません。寝床と離れた場所に排泄をする習性があります。

まずは寝床を確保しましょう。室内に寝床がないと、室内=寝床になるので、外でしか排泄しない子になります。

シベリアンハスキーは身体が大きいので、トイレも大きいのを用意しましょう。
小さいトイレだと排泄がしにくく、その場所でのトイレを嫌がってしまいます。

しつけの方法

トイレのしつけは子犬の方が覚えやすいです。
身体が発達途中なので、その都合で排泄回数も多くなりトイレのしつけの機会が増えるからです。

シベリアンハスキーがトイレで排泄できたら「すぐに」「その場で」褒めましょう
小さめのおやつをあげるのもお勧めです。

時間が経ってから褒めると何で褒められたのか分からなく、トイレも覚えません。

また、失敗しても叱ることはせず静かに掃除しましょう。
その時排泄物をトイレに置くと排泄場所を学習してくれるかもしれません。

噛み癖のしつけは絶対に必要

シベリアンハスキーが甘噛みをしてきたら、噛んではいけないと教えましょう。
放っておくと甘嚙みはエスカレートし、力加減が分からなくなり、最悪家族や通行人に怪我をさせてしまうかもしれません。

犬が甘噛みする理由として「歯が痒い」「遊んでいる」「ストレス」「甘えている」の4つがあります。

歯が痒くて噛む

歯が痒いのは、成長途中の子犬によくあることで、噛んで遊べるおもちゃを与えましょう
ただ遊んでいる場合は、ボールやぬいぐるみなどのおもちゃで気を引きましょう。

要らなくなった洋服などを与えると、洋服は噛んでも良いモノと認識してしまうことがあるので注意。

ストレスが溜まってるから噛む

ストレスが原因の場合、運動不足やスキンシップ不足で不満が溜まり、人や物を噛んでストレス発散を図る場合があります。

飼い主は日頃の接し方を見直し、より構ってあげることで甘噛みが緩和されることがあります。

愛情表現から噛む

動物が甘えて噛む行為は最大の愛情表現で、「この人は私が噛んでも怒らない!」のだと確認している説があります。

そう考えると甘噛みを許してあげたい気もしますが、事故に繋がる可能性を考えると直さねばなりません。

噛まれても無視したり低い声で静かに叱って「噛んでも飼い主は喜ばない」と認識させましょう。

家のモノを噛む

家の中にある大事なものを噛む場合、まず室内を片付けましょう。
噛まれて困るものは高いところ、口の届かないところに移動させます。

動かせない大きな家具には噛み防止スプレーを使うと効果的です。
どうしても甘噛みが直らないようであれば、プロに頼むのも検討しましょう。

シベリアンハスキーのしつけの基本はほめて伸ばす

シベリアンハスキーのしつけの基本は「褒めて伸ばす」です。
何度も何度も失敗されると、イライラしてつい叱ってしまいたくなるかもしれません。

ですが叱るしつけは逆効果な場合が多く、特に叩いたり怒鳴ったりするような叱り方は信頼関係が壊れてしまうこともあります。

犬が困った行動を起こした場合、一度犬目線になって「何故そうしたのか」を考えると違った世界が見えてくるかもしれません。

問題行動を起こさないようにしつけるのではなく、そもそも問題行動が起きない環境を作るのも大切です。

初期費用・維持費が高い

シベリアンハスキーの子犬価格は15万~30万、血統や親によってはそれ以上いくこともあります。
犬の値段は子犬時代が高く、時が経つにつれ安くなっていきます。

しつけのしやすさの面から言っても子犬を迎えた方が育てやすいですよ。

ペットショップやブリーダー直販だけでなく、保健所でお迎えする方法や保護犬ボランティアから譲り受ける方法もあります。

最近では、里親募集みたいなところもありますね。

事前に道具を揃えておくと初期費用は30~50万円

シベリアンハスキーをお迎えする前に、色々と準備をしなければなりません。

最低お迎え当日までに揃えておきたい道具
  • フードボウル、水入れ
  • ケージ、トイレ
  • 首輪、リード
  • ブラシ

これに加え、毛布、おもちゃ、ハードキャリー、暑さ対策グッズも早めに用意しましょう。

さらに、畜犬登録にワクチン代、去勢や避妊手術を行うなら合計5万円程かかります。

維持費は年間20万円前後

シベリアンハスキーは食事量が多いので月5千~1万円が目安です。食事やおもちゃにこだわるのなら、費用はもっと増えそうです。

あくまで目安になりますが、食費だけで年間12万円くらい。

毎日必要なのは、ごはんやおやつだけではありません。トイレシーツにエチケット袋も必要です。

更に医療費も欠かせません。
狂犬病予防、フィラリア・ノミダニ対策、健康診断と合計4万円ほど。

もし病気や怪我を負ってしまったら病院・薬代もかかってきますね。
動物の医療費は飼い主の10割負担なので予め纏まったお金を用意しておくか、ペット保険を検討しましょう。

他にも愛犬がいたずらして駄目にしてしまった衣類や家具代、摩耗により買い替えるおもちゃやリード代、ドックランに連れて行くなら利用料、車で移動するならガソリン代もかかってきます。

最近では、ごはんやおやつ、おもちゃなどが定期的に届くサービスがあります。
初めて犬を飼う方は一度利用してみると良いかも。

身体がが弱ってくる老後が大変

若い頃は元気でも年齢を重ねるにつれ体力が落ち病気になりやすくなるのは人間も動物も同じです。

足腰が弱り移動が大変

犬は加齢とともに足腰が弱ってきます。ハーネスを介護用の物に変えましょう。

なるべく自分で歩かせるよう工夫すると身体の機能も長く維持できます。

シベリアンハスキーは大型犬ですので自力で動けなくなると移動させるのも一苦労です。

今は犬用の車椅子も販売されてますので利用するのも一つの手ですよ。レンタルサービスもあるのでお試しで使ってみるのもいいですね。

動くのが大好きなシベリアンハスキーですから自力で歩けるようになったらきっと喜んでくれます。

歳を取ると視力が落ちる

犬は加齢とともに視力が弱まってきます。

壁や物にぶつかったり、目の見えない不安から歩くのを躊躇するかもしれません。
飼い主はいつもより多くスキンシップを取り、安心させ、不安感を取り除くよう心がけましょう

トイレに失敗することがある

きちんとしつけ、つい先日までうまくできていたトイレも年を取ると失敗するようになります。

これは、トイレに行きたくても身体の衰えの影響で間に合わなかった、という場合も考えられます。
トイレの場所を増やしたり、あるいは犬用のおむつを検討してみましょう。

まとめ

犬は私たちよりもずっと時間の流れが速く、あっという間に年を取っていきます。

たくさん声をかけて、たくさん触れ合ってください。
犬と過ごす時間がどれだけ楽しかったか、どれだけかけがえのないものだったかを気付かせてくれます。

動物を迎えるのは大変なことです。シベリアンハスキーとともに過ごすとなると体力もお金も時間もなくなりますし、苦労を味わうことも多いでしょう。

ですがその分、楽しい思い出がいっぱいできるはずです。

あなたがお迎えするシベリアンハスキーも、きっとあなたに応えてくれることでしょう。

この記事を書いた人
ビラウカ

犬が好きすぎて、もふメディアを立ち上げてしまった人。
過去にラブラドール、秋田犬と暮らしていた経験を持つ。

また、ブルドッグや秋田犬の有名ブリーダーと知り合いで、いろいろな情報を貰っている。

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