大型犬の介護に役立つ!おすすめのカートと選び方

お世話

近年、医療の進歩や質の高いドッグフード、飼い主の意識の向上など様々な要因で犬も人と同じように高齢化が進んでいます。そんな中、大型犬の介護で必須となるのがペットカートですが、ペットカートの種類も急激に増えています。

今回は、おすすめの大型犬用カートや選び方、手作りカートについてご紹介します!

大型犬の介護用ペットカートの必要性

犬も年をとるにつれ、老化で四肢や腰が衰弱する傾向にあります。大型犬の場合、股関節形成不全を中心に、後肢にトラブルが生じるケースが格段に多いといわれていますが、四肢や腰が弱った老犬にも室外での気分転換は必須です。

愛犬を様々な場所に連れていくときにペットカートが活躍します。

年齢に関わらず、骨折や脱臼、ヘルニアなどの病気が原因で歩行トラブルが発生することもあります。

大型犬は小型犬や中型犬のように抱きかかえるのが難しいため、老衰や病気によって歩くことが出来なくなった場合、歩行補助グッズやペットカートが必要です。

大型犬用ペットカートの選び方

それでは大型犬に最適なペットカートの選び方を紹介します。

タイヤの種類や形状で選ぶ

ペットカートは、走行時の安全性が第一。
タイヤの種類や形状などに配慮して、耐久性に優れた商品を選びましょう。

プラスチック製タイヤの場合は値段が比較的安いため、すり減ったら低価格でタイヤ交換が行いやすいというメリットがありますが、耐久性に優れていないというデメリットがあります。

また、ゴム製のエアータイヤの場合は、耐久性に優れており走行時の振動や音が少ないので、ペットカートが安定しやすいのが特徴。

長く使用するのであれば、プラスチック製タイヤを使用しているペットカートより多少値段が高くなりますが、ゴム製のエアータイヤを使用したペットカートの方がおすすめです。

タイヤに関しては飼い主さんが簡単にタイヤ交換ができる商品であるか否かも重要です。

大型犬をペットカートに乗せているときにパンクしてしまうと大変ですので、タイヤに問題が生じたときに、すぐに交換ができるペットカートを選ぶと良いでしょう。

暑さ対策に配慮して選ぶ

ペットカートは長時間の移動に使用されるケースが多いため、メッシュを使用している等の工夫がされている「通気性の良い商品」を選びましょう。

特に、夏場の移動は暑さに弱い大型犬には大敵です。

日よけ用の屋根がついていることはもちろん、メッシュが複数個所に設置されている(または大きめの設計になっている)商品を選ぶことをおすすめします。

通気性が悪いペットカートはキャリー内の湿度や温度が上がりやすいので注意ですよ。

夏場は朝晩の涼しい時間帯に外出して、室外温度に合わせてペット用冷却マットなどの暑さ対策グッズを併用すると良いでしょう。

収納のしやすい商品を選ぶ

ペットカートは玄関に置いたり車のトランクで運ぶケースが多いため、折りたたみ式で簡単に収納できるタイプの商品がおすすめです。

工具を使用せずに、ワンプッシュ式で折り畳み可能なペットカートも多数販売されていますので、コンパクトに折りたためる形状のものを選びましょう。

商品の重量に配慮して選ぶ

車で持ち運びをするケースが多い場合は、ペットカートの重量にも配慮して選ぶ必要があります。

特に、女性や力のない方が一人で積み降ろしするような場合は、重いペットカートだと大変です。商品選びの際に気をつけると良いでしょう。

1人で愛犬を連れて出かけることが多い場合は、カートの折りたたみが簡単に行えるものであるかも商品選びのポイントです。組み立てに工具が必要なペットカートは避けましょう。

衛生管理のしやすい商品を選ぶ

ペットカートは室外で使用するケースが多く、汚れやすいのが特徴。そのため、キャリー部分を丸洗いできたり、取り外して洗うことができるようなペットカートが便利です。

大型犬で抜け毛が多い時期は、こまめに掃除をしないと雑菌が発生して皮膚病などの原因になることも。四肢についた土や汚れで悪臭の原因にもなるので、簡単にお掃除できるペットカートを選ぶことをおすすめします。

安全性に配慮して選ぶ

ペットカートを選ぶときは、愛犬の安全面を第一に考えましょう。

選ぶポイント
  • 飛び出し防止用ベルトがついているか
  • タイヤロック機能がついているか
  • ブレーキ機能がついているか

その他、安定した走行のために、サスペンションやタイヤの大きさにも配慮して選ぶことをおすすめします。

荷物入れがあるか確認して選ぶ

大型犬と出かけるときは、荷物が多くなりがち。ペットカートも押さなければいけないので、荷物入れがあるかどうかもペットカートを選ぶポイントになります。

キャリーの位置が低い大型犬用ペットカートの場合も、背面に収納ポケットがついている商品があるので、ポケットの大きさにも配慮することが大切です。

乗り降りのしやすさに配慮して選ぶ

大型犬の場合は、体重が25kg以上で、超大型犬ともなると50kgを超えることもあります。そのため、基本的なペットカートの選び方に併せて、愛犬をキャリーに乗せやすいか否かで商品を選ぶことも大切です。

ペットカートには、キャリー内に入りやすいようにスロープが設置されているような商品もあります。大型犬の場合は、股関節形成不全や老衰によって後肢や股関節に問題が生じるケースが多く、飼い主さん一人で抱きかかえるのが大変です。

キャリーが地面から近い場所に設置されているペットカートを選ぶことはもちろん、肢が弱った犬であっても最低限のサポートで自力でキャリーに乗ることができるよう、スロープ付きのペットカートを選ぶことをおすすめします。

衝撃防止に配慮して選ぶ

大型犬の場合は乗車するキャリー部分が低い位置についているケースが多く、体重も重いので、走行時に衝撃が起こりやすいのが特徴。そのため、大型のバイクタイヤや振動を吸収してくれるEVA素材などを採用した商品がおすすめです。

走行中の振動が大きいと愛犬にストレスを与えてしまうので、衝撃の少ない商品を選び、キャリー内部にクッションを敷くなどの工夫も大切です。

大型犬用カートの人気おすすめランキング3選

ランキング商品は、楽天やamazonの評価、商品内容、他社ランキング、及び商品レビュー内容をもとに選定しています。

第1位 スロープ付きで乗り降り楽々『エアバギー 犬用カート』

<基本情報&おすすめポイント>
耐荷重:55kg 
サイズ:起立時➤幅70×全長127×高さ110cm / 折畳時➤幅70×全長107×高さ45cm

  • 3角構造で軽快な押し心地
  • 4輪で走行時の安定感に配慮
  • 犬が開放的に乗ることができるオープンタイプ
  • 台車としても使用可能
  • 後部に老犬介護に役立つスロープ付き

第2位 安定した走行に配慮『GPRペットカート』

<基本情報&おすすめポイント>
耐荷重:55kg 
サイズ:長さ80cm 幅64cm 高さ110cm
対象:60kg以下の大型犬

  • 大型犬のために広いスペースを確保
  • 大きめメッシュ窓で通気性に配慮
  • 底部分に高級マットを使用し、内側フック付き
  • 上、前、後ろの3方向から空気の入替可能
  • ハンドルの高さ調節機能付き
  • 路面からの振動を低減するために大型ホイールを採用
  • EVA素材タイヤで振動を吸収
  • 安全対策としてブレーキを付属
  • ホイール360度回転可能

第3位 耐荷重50kgまでの『ピッコロカーネ 犬用カート』

<情報&おすすめポイント>
重量:15.6kg
対象:50kg以下の中型犬~大型犬、または小型犬多頭飼い

  • キャリーコットが簡単に取り外し可能
  • 開閉できる日よけカバー付き
  • 7段階の調整が可能なハンドル付き
  • 二つ折りフレームでコンパクトにワンタッチで折りたたみ可能
  • コット内がトレー防水仕様設計
  • 飛び出し防止用リードフックが2本付き
  • コットマットレスが通年用と冬用の2枚付き
  • 正面押し&対面押しいずれも可能

大型犬の介護カートの作り方

散歩やお出かけ、通院や外出の都度大型犬を抱き上げ移動する介護は想像以上に大変なことですが、歩けなくとも室外での気分転換は犬には必須です。

大型犬は介護時簡単に抱き上げるのは難しいので、移動の際はカートの利用が必要です。
しかし、大型犬専用カートを購入するとなると数万円かかることもあります。

介護用カートは、走行時の安定感や耐荷重、操作性など様々な配慮が必要ですので、木材を購入し一から家族が手作りする作り方はおすすめできません。

手作りするのであれば、市販のキャンプ用カートを活用する方法が安く済んでおすすめです。

<作り方>
① まずは愛犬が寝た状態のサイズと体重を測ります。
② 愛犬のサイズと体重に見合ったキャンプカートを準備しましょう。
③ 床面や愛犬の顔、背中などが接触する部分にクッションやパッドを取り付けます。
④ 愛犬を実際に乗車させ、飛び出し防止リードに必要な長さを確認。キャンプカートに飛び出し防止用リードも付けておくと安心です。
⑤ 排泄に問題がある犬の場合は、床面に大きめペットシーツを敷いておくとカートの汚れ防止に役立ちます。

 何度か乗せているうちに愛犬が寄りかかる部位が把握できたり、改善点が見えてくるので愛犬の様子を見ながら都度改良してあげましょう。

この記事を書いた人
望月 紗貴

ドッグトレーナーとして勤務していた経験を持つ。
現在は「BOWWOW Info.」の代表で、ペット用品開発コンサルタント、フードの配合設計を主に行っている。
■保有資格
「犬の管理栄養士」「ペット看護士資格(マスターライセンス)」「ドッグトレーニングアドバイザー」など。

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