大型犬で甘えん坊な犬種は?甘えん坊の問題行動についても詳しく解説

お世話・飼い方

穏やかで優しい性格の子が多いといわれる大型犬。中には飼い主さんが大好きで、子犬のようにべったり甘えてくる子もいます。

これから犬を飼いたいと考えている人は、大型犬甘えん坊な子を迎えたいという人もいるのではないでしょうか。

ここでは、大型犬甘えん坊な子が見せる可愛い仕草や、甘えん坊が多いといわれている犬種、甘えん坊な子に多く見られる問題行動についてもご紹介します。

大型犬で甘えん坊な子が見せる可愛い仕草

甘えん坊な大型犬が見せるしぐさを見てみましょう。
実はあの仕草にも意味があります。

あごを乗せる

飼い主さんがソファーなどでくつろいでいるときに、ぴたっとあごを乗せてくることがあります。
これは信頼している相手にする仕草で、甘えたい気持ちの表れと考えられています。

愛犬が甘えてあご乗せをしてきたら、たくさん撫でてあげましょう。

寝転んでお腹を見せる

犬は甘えているときに、飼い主さんの目の前でごろんと寝転び、お腹を見せてくることがあります。しっぽをぶんぶん振って、飼い主さんをじっと見つめてくることもあるでしょう。

お腹は急所なので、対立する相手に見せることはありません。
飼い主さんに叱られたり、服従や反省の意思を伝えるためにお腹を見せてくることもあります。

前足を乗せる

撫でてほしいときや遊んで欲しいとき、おやつが欲しいときなど、何かを要求するために前足を乗せたり、ちょんちょんとつついてくることがあります。

飼い主さんがくつろいでいるときに撫でてあげるのは良いですが、忙しいときに遊びに付き合ってあげたり、おやつをせがまれるたびに与えていると大変です。

犬の言いなりにならないよう注意し、ダメなときはダメ、と毅然とした態度で接しましょう。

身体をすり寄せる

犬は身体をすりすりしてくることがありますが、これは甘えたいときのサインで、子犬が母犬に甘える仕草の一つでもあります。

大好きな飼い主さんに身体をこすりつけたり、押しあてることで「大好き」という気持ちを表現しています。

飼い主の後ろをついてくる

甘えん坊の子を家の中で放し飼いにしていると、飼い主さんが移動するたびに後ろから付いてくることがあります。トイレに行きたいときなどは、少し困ってしまうかもしれませんね。

「飼い主さんの行動が気になる」「いつも一緒にいたい」などついてくる理由は様々ですが、遊んでほしかったりお腹がすいているなど何か要求している場合もあるので、犬の気持ちを察してあげましょう。

大型犬で甘えん坊な子が多いといわれている犬種

甘えん坊というとトイ・プードルやチワワなどの小型犬をイメージしやすいですが、大型犬にも甘えん坊気質な子がいます。甘えん坊な子が多いといわれている大型犬種をご紹介します。

ゴールデン・レトリーバー

大型犬の中でも高い人気を誇るゴールデン・レトリーバーは、家族に対してとても愛情深く、優しい性格で多くの人に愛されています。

もともとはハンターが打ち落とした水鳥を回収する鳥猟犬として活躍していた犬種で、学習能力が高いことから盲導犬や聴導犬、警察犬、災害救助犬など幅広く活躍しています。

ニューファンドランド

Photo by Kate on Unsplash

「ニューファン」の愛称で親しまれているニューファンドランドは、がっしりとした体つきをしていて一見怖そうに見えるかもしれませんが、とても優しく穏やかな性格の持ち主です。

ニューファンドランド島生まれの泳ぎが得意な犬種で、現在でも世界でたくさんのニューファンドランドが水難救助犬として活躍しています。

サモエド

Miroslav GecovicによるPixabayからの画像

雪のように真っ白でふわふわした被毛が魅力のサモエドは、シベリア北部にいたサモエド族が大切にしていた犬種です。

少し頑固な一面もありますが、甘えん坊でフレンドリーな性格をしています。きゅっと上がった口角は笑っているように見えるため、「サモエドスマイル」と呼ばれています。

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

ブラック、タン(茶)、ホワイトの三色で構成されるトライカラーの被毛が特徴的なバーニーズ・マウンテン・ドッグは、原産国であるスイスで長年人気のある犬種です。現在では世界中で家庭犬として愛されています。

観察力があり、飼い主さんの気持ちを察して行動できるので、良きパートナーになってくれるでしょう。

セント・バーナード

「アルプスの少女ハイジ」や映画「ベートーベン」に登場する犬として有名なセント・バーナードは、世界で最も体が大きく、体重が重い犬種といわれています。

温和で我慢強く、優しい性格の持ち主ですが、あまり表情が豊かなタイプではないので、様子をみて気持ちを読み取りましょう。

甘えん坊の大型犬が起こしがちな問題行動

甘えん坊の大型犬はとても可愛らしいですが、あまりに度が過ぎてしまうと「分離不安症」という精神的な病気になってしまうことがあります。

分離不安症の犬は飼い主さんと離れて過ごすことを不安に感じ、下痢や嘔吐などの体調不良を生じたり、様々な問題行動を起こしてしまいます。

分離不安症に対処するには、愛犬と適度な距離感を保つことが大切です。分離不安症の犬に見られる問題行動を4つご紹介します。

部屋を荒らしたり、物を破壊する

外出時に分離不安症の犬をお留守番させると、部屋の中がぐちゃぐちゃに荒らされていたり、ゴミ箱をひっくり返されたり、家具をボロボロにされてしまうことがあります。

片付けるだけで済むものなら良いですが、大切な物を壊されてしまったり、壊したものを誤って飲み込んてしまったら大変です。特に大型犬は、飼い主さんが想像しないようなもの、硬いものや大きいものなどを破壊してしまうことがあるので要注意です。

愛犬が喜んでくれたからとすぐに声をかけたりスキンシップを取るのではなく、先に黙って荷物を飼い主さんが外出するときには犬をクレートやケージに入れるのが一番ですが、それができない場合は破壊されそうなものを隠しておくなど工夫しましょう。

不適切な場所での排泄

お留守番をさせておいたら玄関や廊下に排泄してあった、ペットシーツがあるのに離れた場所で排泄してあったなど、分離不安の犬はトイレ以外の至るところで粗相してしまう傾向があります。

粗相をして時間がたってから叱っても犬には理由がわからないので、叱りたい気持ちを抑えて速やかに排泄物を処理しましょう。

また、お留守番ができない子は飼い主さんが帰宅したときに興奮して喜び、ウレションしてしまうこともあります。

愛犬が喜んでくれたからとすぐに声をかけたりスキンシップを取るのではなく、先に黙って荷物を片付けたり、「おすわり」「まて」などのコマンドを出して興奮する犬を落ち着かせて、上手にできたら褒めてあげましょう。

自傷行動

飼い主さんの留守中にストレスから自分の手足を舐めたり噛んだりし、よだれで濡れていることがあります。この行為がエスカレートすると脱毛して皮膚が炎症を起こしてしまったり、出血するまで噛んでしまうこともあります。

自分のしっぽをかじって一部が脱毛したり、傷付けてしまうこともあります。

分離不安の傾向がある子は、帰宅したら身体がよだれで濡れていないか、皮膚が赤くなっていないかチェックし、ひどくなる前に対処してあげましょう。

無駄吠え

飼い主さんが着替え始めたり、バッグを持って出かける準備を始めると、犬は不安感からそわそわと落ち着かなくなり、激しく吠え始めます。

そして飼い主さんが出かけた後もしばらくの間吠え続けたり、遠吠えをします。大型犬は声も大きいので、中にはご近所さんから注意されてしまったり、騒音トラブルになってしまうケースもあります。

出かけるときは犬を興奮させないよう、声がけは最小限にとどめ、さりげなく出かけましょう。

まとめ

甘えん坊の大型犬は、大きくがっしりとした体とのギャップが何とも愛らしいものです。飼い主さんがくつろいでいるときや時間があるときに甘えてきたら、たくさん撫でて甘えさせてあげましょう。

もし何かを要求していたり、ワガママで甘えているようであれば、すぐには相手にしない方が良いこともあります。普段から愛犬の様子を良く観察して、何を考えているのか、気持ちを察してあげてくださいね。

この記事を書いた人
Yuki

動物専門学校卒業後、動物病院に約15年働いている動物看護師。
■保有資格
「認定動物看護師」「ドッググルーミングスペシャリスト」「コンパニオンドッグトレーナー」

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