ゴールデンレトリバーといえば、ゴールドで艶やかな毛並みが美しい犬種です。イギリスが原産で、寒さに強い大型犬になります。賢く温厚な性格で、世界中で愛されています。
この記事に目を通してくださっている方の中には、実際にゴールデンレトリバーの飼育を予定している方がいるかもしれませんね。そんな方に向けて飼育の際に注意することや、知っておくべき情報をお届けします。
それでは、ゴールデンレトリバーの飼い方や特徴・しつけなどについて確認してみましょう!!
ゴールデンレトリバーは飼いやすい?注意すること

飼育する前は検討している犬種が、「飼いやすいか飼いにくいか」気にされる方がいるかもしれません。ゴールデンレトリバーは先述のとおり、賢くて温厚な犬種です。注意すべきことを実践すれば、そこまで大きな心配は不要になります。この章では、ゴールデンレトリバーの注意したい3つのポイントをご紹介します。
- 運動時間を確保する
- 毎日ブラッシングする
- 熱中症対策をする
運動時間を確保する
ゴールデンレトリバーは、運動時間の確保が必要です。運動不足になるとストレスが溜まったり、肥満になったりするので、なるべく毎日散歩をしてくださいね。
とにかく運動が好きなので嫌がることはなく、喜んで散歩に出かけてくれるでしょう。ドッグランに連れて行くと自由に走り回れるので、さらにストレス発散・運動不足解消に繋がります。
毎日ブラッシングする
ゴールデンレトリバーは、毎日のブラッシングが必要です。寒さに強い犬種のため、被毛がダブルコートになります。毛の量だけでなく長さもあるため、ブラッシング怠ると抜け毛が目立つでしょう。
ブラッシングのみでなく、最後にコームで梳かしてあげるとさらさらな毛並みになりますよ。ブラッシングとコーミングを日課にし、清潔さを保ちましょう。
熱中症対策をする
ゴールデンレトリバーは被毛が厚く寒さに強い犬種なので、夏の暑さが厳しい日本では熱中症対策が必要です。こまめな水分補給・温度と湿度の管理・散歩時間の調整などを行いましょう。
日頃から愛犬の様子を確認し、「息が上がっていないか」「ぐったりしていないか」など異変に気づけるようにしてくださいね。
かかりやすい病気

犬は種類によってかかりやすい病気が違います。病気の種類によって気をつける内容が変わってくるので、事前に知っておきたいですよね。
ゴールデンレトリバーの代表的な病気をご紹介します。症状・対策を一緒に見ていきましょう。
悪性腫瘍
悪性腫瘍は骨肉腫・組織球肉腫などにかかりやすいとされています。
発症した場所により症状はさまざまですが、患部の痛み・嘔吐・ぐったりしている・しこりができるなどがあげられます。定期的な検診で早期発見・早期治療を目指しましょう。
股関節形成不全
股関節形成不全は骨が変形し、股関節が噛み合わなくなる病気です。
症状としては、痛みがあるため歩きにくそうにしたり、階段を嫌がったりします。予防法は体重管理や、定期的なレントゲン検査になります。
ゴールデンレトリバーの特徴
ゴールデンレトリバーの特徴は、艶やかな毛並みと温厚な性格です。ゴールデンレトリバーの「ゴールデン」は、毛色がゴールドであることから連想できますね!
では、「レトリバー」はどのような意味でしょうか?
レトリバーは「回収犬」という意味があり、ハンターが撃ち落とした獲物を拾って回収する働きから名付けられたといいます。艶やかな毛並みと賢く温厚な性格から、どこか上品な印象がありますね。
そんなゴールデンレトリバーですが、特徴についてもっと具体的にチェックしてみましょう!!
ゴールデンレトリバーの魅力は温かさ
ゴールデンレトリバーは美しい見た目だけではなく、心の温かさも魅力の1つです。
人と一緒に過ごすことを好み、飼い主の「喜び」「悲しみ」といった感情の変化に敏感です。飼い主が楽しそうにしていると嬉しそうに尻尾を振ったり、悲しそうにしていると寄り添ってくれたりします。
人懐っこく甘えん坊
ゴールデンレトリバーは、実は寂しがり屋。成犬になっても他の犬種と比べて、甘えてくることが多いでしょう。飼い主と心の距離が近く、愛情もって接しているとそれに応えてくれます。
一緒に遊ぶことが大好きで、人間だけではなく他の犬とも仲良くなりやすい犬種です。
穏やかで賢明
ゴールデンレトリバーは、賢く忠実な犬種です。
人と仲良くなることが得意なので、番犬には向いていませんが、警察犬・盲導犬に適しています。コミュニケーション能力が高いため、素晴らしいパートナーになるでしょう。
育て方データ
名前 | ゴールデンレトリバー |
学名 | Canis lupus familiaris |
毛色の種類 | ダーク・ゴールド/クリーム/ライト・ゴールド/ゴールデン |
しつけのしやすさ | しやすい |
大きさ | 体重:メス25–32kg・オス:30–34kg 体高:メス51–56cm・オス:56–61cm |
寿命 | 10~12歳 |
値段 | 15~50万円ほど |
性格

ゴールデンレトリバーは穏やかな性格です。
激しく吠えるような問題行動は少ないといわれています。人間に対して優しく忠実であるため、お子様のいるご家庭でも基本的には飼育可能です。学習能力が高いため、しつけも難しくないとされています。
ゴールデンレトリバーのしつけのコツ

先述のとおり、ゴールデンレトリバーは賢い犬種なので、しつけはそこまで難しくないといわれています。ただし、性格や年齢によって飲み込みの違いが多少出てくるので、基本的なしつけのコツは知っておいた方がよいでしょう。
以下3つのポイントをご紹介します。
- 犬が家に来た日からしつけをはじめる
- 人間社会に慣れさせる
- 最初に「お座り」「待て」「伏せ」を覚えさせる
愛犬にもストレスのかからない、しつけについてご紹介します。
犬が家に来た日からしつけをはじめる
犬のしつけは早ければ早い方がよいでしょう。その理由は、子犬の学習スピードはとても早く、「見たもの」「聞いたもの」「体験したこと」全てを吸収するからです。
中でも生後3~12週は「社会化期」と呼ばれていて、この時期に記憶した物事は一生身に付けているといいます。早いうちからスタートすれば、スムーズにしつけを進められますよ。
人間社会に慣れさせる
「社会化期」を過ぎると恐怖心が芽生え、人・物・音に対して怯えることがあります。こうなってしまうとしつけが困難になるので、事前に人間社会に慣れさせることが必要です。
よく遊んで信頼関係を築き、自宅や散歩コースに慣れさせておきましょう。
最初に「お座り」「待て」「伏せ」を覚えさせる
しつけをはじめる前、飛びつき・甘噛み・物の壊すなどの問題行動が見られるかもしれません。犬自身は遊んでいるつもりでも、大型犬ほどの大きさになると、飼い主や家族、通行人などの怪我に繋がる可能性があります。
興奮している愛犬を落ち着かせる方法として、はじめに「お座り」「待て」「伏せ」を覚えさせるのがよいでしょう。
おすすめのドッグフード
ゴールデンレトリバーにおすすめのドッグフードをご紹介します。
犬種によって体質やかかりやすい病気が違います。それぞれに合った栄養価のあるドッグフードを選ぶと、病気にかかりにくい健康的な体質を目指せますよ。
2つのドッグフードをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
関節サポート成分を配合している 「ニュートロジャパン ナチュラルチョイス」
ダイエットを目的としたドッグフードになります。ラム肉が使用され栄養満点です。骨の生成をサポートする、コンドロイチンやグルコサミンが豊富に含まれています。味にもこだわりがあり、愛犬は美味しく食べてくれるでしょう。
ゴールデンレトリバーは関節の病気になりやすいです。コンドロイチンやグルコサミンといった関節サポート成分を配合しているのは嬉しいですね!
毛並みをもっと艶やかに!「ロイヤルカナン BHN ゴールデンレトリバー」
原材料のとうもろこしや米、ミートなどは天然由来のものを使用しているため安心です。着色料は使用していません。粒が大きく食べごたえがあり、食欲旺盛なゴールデンレトリバーに適しています。栄養価が高く継続して食べていると、毛並みの艶を維持できるでしょう。