ドーベルマンの飼い方まとめ!特徴やしつけなど

ドーベルマン犬種
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ドーベルマンは、19世紀後半にドイツで生み出された犬種で、世界中で警察犬や軍用犬として活躍していた犬種です。

非常に頭が良いのですが神経質な一面も持ち合わせ、しっかりと愛情を持って家族としてコミュニケーションを大切にすれば素晴らしい人生のパートナーになります。

今回は、ドーベルマンと一緒に暮らしている犬の専門家がドーベルマンについて紹介していきます。

それでは、ドーベルマンの飼い方や特徴・しつけなどについて確認してみましょう!!

ドーベルマンは飼いやすい?注意すること

ドーベルマンは見た目は怖いイメージがありますが、実は家族に対してとても優しく従順な性格をしています。もちろん飼い主次第で性格は大きく変わりますが、飼い方や運動量、社会化に注意して育てましょう。

  • 運動させるのが大変
  • 社会化に注意が必要
  • 温度管理に注意が必要
  • 断耳・断尾はNG
  • 警戒心が強すぎるので注意
  • かかりやすい病気

運動させるのが大変

ドーベルマンは運動量を多く必要とするため、運動させるのに苦労する飼い主が多いのが特徴です。一般的には1回1時間程度のジョギングを1日2回程度と言われていますが、ドーベルマンと一言で言っても犬によって個体差があります

私の場合は自宅にドッグランを作ったため、1日3回、各1時間程度ボールを活用して自由に走らせています。その他、気分転換のために30分程度ジョギングをしたり、ドッグランや公園に行っています。

運動量が多いので飼い主はバイクを使用してドーベルマンを走らせている方もいますが、犬のペースで走ることができず虐待にあたるので絶対にやめましょう。その他、巻き込み事故の原因にもなります。

ドーベルマンは運動量が足りないと、問題行動やストレスの原因になりますが運動量は多すぎても良くありません。愛犬の様子を見ながら、疲れが生じていないか確認して運動量を調整してあげましょう。

社会化に注意が必要

ドーベルマンはとても繊細で神経質な一面を持ち合わせています。そのため、社会化が子犬期にしっかりとできていないと、噛む、吠えるといった問題行動原因になります

ここで注意が必要なことは、過度な社会化による精神的ストレスです。ドーベルマンは繊細で神経質な犬が多いため、愛犬のペースで毎日少しずつ社会化を行うことが大切です。

愛犬ドーベルマンの場合は、保護犬で社会化が足りていなかったことから、私の家に家族として迎え入れてすぐに血便や下痢を繰り返していました

保護当初、まだ7ヶ月でしたが社会化が遅れました。ドッグカフェや人が多い公園、一緒に買い物ができるホームセンターなど様々な場所に連れていきましたが、いずれも短時間を毎日のように行いました。

ドーベルマンは他犬種より繊細で神経質なため、子犬期であっても様々な環境に馴染むことが難しいので社会科の時にストレスがかかりやすいのが特徴です。

愛犬の様子を見ながら、子犬期は1日1時間以内の社会化を愛犬のペースで毎日ゆっくりと行ってあげましょう

温度管理に注意が必要

ドーベルマンは、暑さにも寒さにも弱い犬種です。夏の暑さ対策だけでなく、冬の寒さ対策も行いましょう。

季節に関係なく、室内温度は20℃〜22℃、室内湿度は50〜60%が目安です。また、寒い時期の散歩やお出かけでは寒さ対策のために洋服を着せましょう。

暑い時期は熱中症にならないように、日が出ていない朝方や夜運動させてあげることが大切です。暑さは熱中症で命を奪う原因になり、寒さは免疫力やQOL(生活の質)の低下を招きます。

温度・湿度の管理はしっかりと行わなければいけません。

断耳・断尾はNG

未だにドーベルマンに断耳・断尾を施す飼い主がいますが、断耳手術は犬が可哀想なことはもちろん術後に傷の回復に時間もかかり、感染症リスクも高まります

歴史的に狩猟犬などで活躍していたため、作業効率や安全性を目的に耳が切られていましたが、現代の家庭犬であるドーベルマンに断耳や断尾は必要ありません。

なお、ペット先進国であるイギリスでは約120年以上前に虐待行為だと禁止されており、イングランドやウェールズでも動物福祉法によって断耳や断尾は禁止されています

ドーベルマンのブリーダーに断耳や断尾を勧められることがありますが、虐待行為ですので絶対にやめましょう。ちなみに、愛犬ドーベルマンの場合は、保護前の飼い主がブリーダーに勧められて手術を行ったようです。

警戒心が強すぎるので注意

育て方によって異なりますが、ドーベルマンは警戒心が強く外見とは異なり繊細な性格の犬が多いのが特徴です。

歴史的に警察犬や軍用犬、番犬として使われてきてしまったので警戒心が強まるようなブリーディングがされています。そのため、警戒心や繊細さを軽減させてあげられるような飼い方をしてあげると良いでしょう。

何度か散歩中のドーベルマンに暴力を振るっている飼い主を見かけたことがありますが、蹴る・殴るなどの行為は絶対に行ってはいけません。

ドーベルマンは頭が良い犬種なので、飼い主が愛情を持って言葉で叱れば十分理解します。しかし、飼い主が誤った行動をすると問題行動が生じやすくなります。

敬愛されるような飼い主でいれば警戒心による問題行動も起こりにくいので、飼い主次第でドーベルマンの性格は大きく変わることを理解しておきましょう。

また、警戒心が強いが故に自宅など、テリトリーに近づいてくる人や犬、猫などに対して吠えることが多い犬種ですが、人の都合で歴史的に警戒心が強い犬になるように(吠えるように)ブリーディングされていることを理解してあげなければいけません。

かかりやすい病気

ドーベルマンは、遺伝子的にかかりやすい拡張性心筋症や甲状腺機能低下症、体の構造上発症しやすい胃拡張・胃捻転症候群に注意が必要です。

  • 運胃拡張・胃捻転症候群
  • 拡張型心筋症
  • 甲状腺機能低下症
  • 外耳炎

胃拡張・胃捻転症候群

ドーベルマンは、胸の深い大型犬に発症しやすい胃拡張・胃捻転症候群の好発犬種です。

胃拡張・胃捻転症候群は、何かしらの理由で胃が拡張して空気が胃に留まってしまうことで胃が捻転してしまう病気です。

胃が拡張してしまう原因は現段階で明確に分かっていませんが、予防法として食事前後に運動させない、食事台を利用することが大切です。

また、早食いの場合はスローフィーダーを利用したり、水をがぶ飲みする場合は少量の水を都度入れ替えてあげる工夫が必要です。

食事前と食事後は、それぞれ1〜2時間安静にさせて運動をさせないようにしましょう。胃拡張・胃捻転症候群は、短時間で命を奪う病気で非常に緊急性が高いので、十分注意が必要です。

腹部の膨らみが確認されたり、普段より落ち着きがない様子を見せる、吐きたいようで吐かない、床を異常に舐めるなどの行動が見られたら、夜間であっても救急病院で診てもらうことをおすすめします。

拡張型心筋症

ドーベルマンが遺伝子的に発症しやすい拡張型心筋症は、本来心臓に存在する筋肉部分が異常に薄くなってしまい、拡張することで収縮能力が低下してしまう心臓の病気です。

筋肉部分が薄くなっている状態や進行具合などによって異なりますが、飼い主が症状に気づけない程度の軽度症状から犬が動けなくなるような重症症状、突然死してしまうなど症状は様々です。

何より大切なことは、早期発見・早期治療ですので動物病院で健康診断をしっかりと受けましょう。

なお、成犬の場合は最低年に一度、老犬の場合は年に二度は、レントゲン・エコー・血液検査などの基本健康診断を受けると良いでしょう。

甲状腺機能低下症

ドーベルマンがかかりやすい甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌量が異常に減少して引き起こされる病気です。なお、甲状腺は犬の喉のやや下部(左右)に存在するホルモンを分泌する気管です。

症状としては、元気喪失、体重の増加、皮膚病でないのに脱毛が生じる、皮膚が黒ずむ等様々です。

甲状腺機能低下症は、血液検査や甲状腺ホルモン濃度測定検査で発見することができるので、ドーベルマンのような好発犬種については、定期健康診断の時に獣医師に検査を依頼すると良いでしょう。

外耳炎

ドーベルマンは外耳炎にかかりやすい犬が多いので、定期的な耳掃除が大切です。

外耳炎は、耳の入り口から鼓膜部分に炎症が起きてしまう耳の病気です。急性外耳炎と慢性外耳炎の2種類がありますが、いずれの場合も定期的な耳掃除が大切です。

犬の耳の構造は複雑で素人が耳掃除を無理にしてしまうと、耳に傷をつけてしまったり耳垢を逆に奥に押し込んでしまいます。耳掃除に慣れていない飼い主さんは、獣医師に都度お願いしましょう

なお、親切な獣医師の場合、耳掃除の方法や手順、注意点を教えてくれることがありますので、動物病院に行った時に耳掃除を見せてもらえるか聞いてみると良いでしょう。

ドーベルマンの特徴

ドーベルマンの特徴は人や犬問わずに家族愛が深く、従順な性格です。

頭が良いので無駄に叱らずに、適切なコミュニケーションで良い関係を築きたいですね!

ちなみに、ドーベルマンの名前の由来は、ドーベルマンという犬種を生み出したルイス・ドーベルマンの名前です。

そんなドーベルマンですが、特徴についてもっと具体的にチェックしてみましょう!!

ドーベルマンの魅力は家族愛と優しさ

ドーベルマンは怖い外見とは裏腹に、家族愛が強く優しい犬が多いのが特徴です。

遺伝子的に性格には個体差がありますが、子供がいる家庭でも飼っている方が多いのではないでしょうか。我が家の場合は、ボルゾイのパピーを迎え入れてからは愛犬ドーベルマンが育児を頑張っています。

神経質な一面があるので、成犬の雄同士だと仲良くなれないケースもありますが、後から迎え入れた犬が子犬の場合はゆっくりと慣らすことで仲良くなれることもあります。

また、飼い主に対しても従順ですが、頭が良いのでしっかりと愛情をかけながら敬愛されるべく飼い主になることが大切です。

ドーベルマンは頭が良い犬が多い

ドーベルマンは頭の良い犬が多く、トレーニングしやすいのが特徴です。

適度に頭を使わせてあげるとストレス発散にも役立つので、ボールやフリスビーを持ってこさせるなど、頭と体を使って一緒に楽しむことができるトレーニングがおすすめです。

ただし、頭の良さから人の言動をよく観察しており、人の感情にも敏感に反応します。イライラしたり怒ってばかりいる、情緒不安定な方にはおすすめできない犬種です。

運動量も多く食費がかかり、人とのコミュニケーションも大切にするので、お金にも時間にもある程度の余裕が必要です。

育て方データ

ドーベルマン
名前ドーベルマン (Doberman)
※ドーベルマン・ピンシャー|ドーベルマン・ピンシェル
毛色の種類赤褐色マーキング(タン)を伴うブラック
赤褐色マーキング(タン)を伴うブラウン
しつけのしやすさしやすい
大きさ体高:オス 68~72cm メス 63~68cm
体重:オス 40~45kg メス 約32~35kg
寿命10才〜13才
値段28万〜50万

性格

ドーベルマンは家族愛が強く、あまり会ったことがない人や他人に対しては警戒心が強い犬が多いのが特徴です。

性格については遺伝子的な要因だけでなく、飼い主の性格や育て方で大きく変わるので、人の子育てのような感覚でいかに強すぎる警戒心を取り除いてあげられるか、適切な社会化ができるかがポイントになります。

常に緊張したような状態でいるのは犬自身が可哀想ですので、安心感を与えてあげられるような生活環境や家庭環境を作ってあげなければいけません

ドーベルマンのしつけのコツ

ドーベルマンのしつけのコツは、メリハリを持ってしつけを行うことです。非常に頭が良い犬種なので、声のトーンでダメなことと良いことを判別できるようにしつけを行うことが大切です。

  • メリハリのあるしつけを行う
  • 適度に頭を使わせる
  • 散歩のしつけでは飼い主も筋トレをする

愛犬にもストレスのかからない、しつけについてご紹介します。

メリハリのあるしつけを行う

犬が理解しやすいように、ダメなことと良いことを事前に飼い主自身が明確にしておき、ダメなことをした時は低い声で短い言葉で叱る、良いことをしたときは高い声で大袈裟なほどに褒めてあげるようにしましょう。

適度に頭を使わせる

犬種関係ない場合、犬は人の2〜4才程度の知能を持つといわれていますが、ドーベルマンの場合は4才以上の知能を持っている犬が多いのが特徴です。

人の行動をよく観察しており、言葉も他犬種より早く覚えるので、しつけというより頭を使うようなトレーニングを楽しみながら一緒に行うことで、良い関係を構築することができます。

散歩のしつけでは飼い主も筋トレをする

愛犬ドーベルマンを迎え入れて一番困ったことが、散歩のしつけでした。ドーベルマンは非常に力が強く、運動量が多いので筋肉量も多いです。

そのため、引っ張り癖があると犬も人も大変危険です。メリハリをつけて散歩のしつけをすることはもちろん大切ですが、飼い主自身も筋トレするなど体力をつけておくことをおすすめします。

私は女なので男性ほどの力がなかったため、愛犬ドーベルマンを迎え入れたばかりの頃は引っ張り癖のしつけはもちろんですが、愛犬に引っ張られて転倒するようなことがないよう、毎日のように筋トレをしていました。

特に運動量が足りていないドーベルマンの場合は、引っ張り癖が引き起こされやすいので、十分に運動させることや飼い主自身も体力をつけておくことが大切です。

おすすめのドッグフード

ドーベルマンにおすすめのドッグフードを紹介します。

私自身、様々な企業のドッグフード開発(原材料などの配合設計)を請け負っているので、ぜひ参考にしてください。

なお、ドーベルマンは運動量が多い犬種なので、健康な筋肉を維持するためにタンパク質量が多いドッグフードをおすすめします。

また、運動量が多いことから大型犬の中でもドッグフードの給与量が多くなるので、価格面にも配慮したドッグフードをピックアップしています。

タンパク質量にこだわるオリジンドッグフード

オリジンドッグフードは、犬の生物学的な体の特性に配慮しており、タンパク質量が多いのでドーベルマンにおすすめです。

愛犬にも与えていますが、犬の管理栄養士という仕事柄、主にオリジンドッグフードとアカナドッグフードを交互に手作り食とのトッピングとして与えています(季節や愛犬の嗜好性に合わせて都度ドッグフードは変更)。

オリジンには様々なレパートリーがありますが、一例としてオリジンオリジナルの場合はタンパク質量がタンパク質38%以上です。なお、日本が採用している総合栄養食基準であるAAFCO 2016の栄養基準では、タンパク質量は子犬で22.5%以上、成犬で18.0%以上としています。

この記事を書いた人
望月 紗貴

ドッグトレーナーとして勤務していた経験を持つ。
現在は「BOWWOW Info.」の代表で、ペット用品開発コンサルタント、フードの配合設計を主に行っている。
■保有資格
「犬の管理栄養士」「ペット看護士資格(マスターライセンス)」「ドッグトレーニングアドバイザー」など。

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